アームレスリングを始めてみたいけど、もう歳だからと年齢を気にして二の足を踏んでいる方もいらっしゃるでしょう。

しかしそんな事を気にする必要はありません。
アームレスリングという競技は年齢の影響を極めて受けないスポーツです。

30代でアームレスリングを始め、50代に突入した頃に過去最高の強さに達しているケースもありますので、全く関係無いと断言してもよいのかもしれません。

若い頃より弱くなった場合というのはガッツが無くなっただけですので、ある意味根性論が通用するとも言えましょう。

30、40当たり前。全日本チャンピオンの年齢の高さ

まずはこちらの円グラフをご覧ください。
これは2017年に行われた、AJAF・アームレスリング全日本大会において、一部リーグ(A-1)の計22階級でチャンピオンとなった選手・のべ22名の年齢の分布です。

  • 20代前半
    1人
  • 30代前半
    5人
  • 30代後半
    5人
  • 40代
    9人
  • 50代
    1人
  • 60代
    1人
中央値は約40歳となる

30代と40代で大部分を占め、40代以上が全体の半数を占めています。
20代の少なさと、60代も全日本チャンピオンとなっている事にも注目です。

0歳代や80代といった極端な者はおらず、平均年齢は40歳少々となる事がグラフから明らかで、中央値と平均値がほぼ一致する正常な分布という事になります。

どのような競技でも近代の選手の方が競技レベルが高く、それが正常な進化と言えるのですが、一定レベルの基準をクリアする事を満たすどころか高いレベルの選手をインスタントに育成する手法が確立されている昨今においても、アームレスリングは年齢が高い、正確に言うと競技経歴の長い選手の方が強いという結果になっています。

このようにアームレスリングは年齢を重ねても問題なく、極めて長い期間力量の向上が見込めるスポーツだということが、アームレスリング大会の頂点である全日本大会において証明されています。

年齢の影響を受けない理由

年齢が高くても強さに悪影響が無い理由としては、下記の2点が考えられます。

  1. 競技時間がそれほど長くない
  2. 上半身がメインの競技

この2点から達する結論としては、決して有酸素系の運動ではなく瞬発力勝負だという事が、加齢の影響を受けない理由だと思われます。

サッカーにしろ水泳にしろ、下半身の動作を持続させる必要がある競技というのは、もろにスタミナの影響を受けます。
肺活量も年齢とともに低下していくので、持っている能力の優劣が同程度の場合、50代以上の者が30代前半までの若い選手と対等に戦うのは無理です。

ゆえに年齢と共に強さは低下し、継続してトレーニングを行っていても若い頃のパフォーマンスが発揮できなくなっていくという、諸行無常のことわりを不本意ながら体感、体現してしまうことでしょう。

アームレスリングの場合はトレーニングや実践練習を絶やさずに行っていれば、例え還暦を迎えても若い頃と同等のパフォーマンスを発揮でき「昔は凄かった」という発言とは無縁でいられます。

このトレーニングは決して毎日行わなければならないものではありません。

また、ある程度の年数を絶やさずトレーニングを行い、体に「年輪」を深く刻み込めば、後は頻度を大幅に少なくしても強さを維持することが可能です。

さすがに何年もの間無縁状態が継続した場合は、以前よりはかなり弱くなってしまいますが、その場合でも短期間のリハビリで元通りに復活するという特性があるので、忙しいビジネスマンにも適したスポーツです。

上半身メインのスポーツという事を否定できない根拠

前述したようにアームレスリングは上半身メインのスポーツですが、足を使った踏ん張りや体重移動など、下半身も多用する事も事実ですし、全身を使用する事によってより高度な戦術を使用する事が可能になります。

それゆえ既にアームレスリングに携わっている者からは、全身運動という声が散見します。

しかしアームレスリングには車椅子の部門もあり、その車椅子部門の全日本チャンピオンに勝てる未経験者など日本中探しても皆無であり、この結果がまさに上半身メインのスポーツという証明になっています。

また、そういった方達と健常者が同じ土俵で戦う事ができるという事がアームレスリングという競技の大義なので、上半身メインのスポーツという事を再認識する必要があります。

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