代表がかつてウエイトトレーニングを行っていた、今はなき「横浜スカイジム」。
スカイジムは傑出した人材を多数有していて、ベンチプレス公式記録170kgを誇った代表がトップ10にも入れなかったのです。

スカイジム内ではウエイトトレーニングと平行してアームレスリングも行われており、そのメンバーでアームレスリングに特化したクラブとして1993年に発足したのがモンスター道場YOKOHAMAなのです。

前述のように優れたパワーの持ち主が多数在籍したスカイジムゆえ、アームレスリングの全日本チャンピオンになってもスカイジムでのアームレスリング大会では優勝出来なかったのです。

そのようなメンバーの集合体ゆえ、道場名に「モンスター」の名が冠されたのです。

モンスターであってモンスターでない

1980年代の頃は、まだアームレスリングは力でゴリ押しする時代であり、とにかくパワーを付けた者が勝つ時代でした。
モンスター道場設立メンバーも、パワーリフティング日本チャンピオンになった代表をはじめ、筋骨隆々なまさにモンスターな体をしていたのです。

現在のモンスター道場生は、日々のトレーニングで良い体をしてはいるのですが、そこまでモンスターな体はしていないメンバーが目立ちます。
普通のビジネスマンとして活動しても何ら違和感がなく、電車の7人掛けの椅子にキッチリと7人腰掛ける事も十分可能です。

それでも当時のパワーメンバーに匹敵する強さを持っているのは、当道場が指導する技術レベルが格段に向上した事が要因です。

350kgの体重で450kgを制した

オール神奈川アームレスリング連盟が毎年春頃に開催する「チームアームレスリング選手権大会」という大会は、5対5で行うアームレスリングの団体戦であり、合計体重は450kgまで許可されている、まさにパワー系チームに有利な条件です。

2015年の大会では多くのチームがキッチリと450kg近くの体重で参戦する中、モンスター道場から参戦したエースチームは、合計体重が350kgにも満たない軽量チームでしたが、見事優勝する事ができました。

もちろん全てのトーナメントの組み合わせで優勝という結果が再現できたかというと疑問は残ります。
実際決勝戦では日本屈指の強豪チームに先取されました。

前述の通り1980年代はパワー重視のアームレスリング界でしたが、1990年代に入ると技術革新が起こりテクニックに優れた者が勝つようになりました。
現在はその技術も十分皆に浸透しているため、再度パワー重視にシフトしているように感じられます。

そんな中、9分の7の体重でも勝つことができるという結果をもって、パワー回帰の時代に対する一つの回答としたのです。

文責 : web管理者